2010年11月17日

広州アジア大会6 見世物パンダになった件。

今日は昼過ぎから射撃場へ。ホテルを出発した時にはメダリストが確定していなかったので私も呼ばれて行ったのですが(メダルが有力視されていた日本選手がいた)、結局は中国が金・銅、イランが銀を獲得。出番が無くなったので表彰式の様子を覗いてきました。



表彰式や関係者誘導に登場する女性アシスタントが、「セクシーすぎる」として各国メディアで話題になっていますが、確かに露出度は高いです、というか妄想を刺激する程度に高い(笑)。体のラインがはっきりと分かる中国の伝統衣装「旗袍」(チーパオ=チャイナドレス)を身につけており、水色を基調にしているため、下がある程度透けて見えるのです。5メートルくらいの距離に近づくと目のやり場に困ります。いや、本当に!

近くで見るとヤバいです

記者会見場のモニター
夜の部はまた競泳の記者会見。この日はオフだった日本人通訳者4名がなぜか私の通訳を見に来た。というか本当の目当ては入江陵介だったらしいけど。仕事が始まれば集中してゾーンに入るので、誰が見ていようと緊張はしないのですが、途中から空調が抑えられたようで、暑がりの私は汗をぽたぽたこぼしていました。もしかしたら緊張しているように見えたかもしれません。実は初日も同じように汗がこぼれていたので、「緊張しているのかな、珍しいな」と思っていたのですが、指先をじっと見つめても震えていないし、足も大丈夫。思考も明瞭。単に暑いだけでした(笑)。最近は緊張感が無さ過ぎて困っているくらいなので、もう少し緊張感が欲しいのが本音です。適度な緊張感は集中力を維持するためにも重要ですので。

実は貴重なネクタイ姿
 私自身も会見が始まる前にミックスゾーンで朴泰桓(韓国)のパワフルな泳ぎを覗いてきました。スタートに遅れて、折り返し地点で体半分遅れていたにもかかわらず、最後の30メートルでググっと追い上げる底力は正直「凄い」の一言です。たまに中国人記者がいやらしい質問を投げかけるのですが、それにもきちっと大人の対応をしていました。

競泳ミックスゾーンから一枚
私はといえば、一本目に上田春佳選手の通訳をしたのですが、中国人記者の「北島選手が明日の200メートル平泳ぎを棄権したそうですが、理由を教えていただけますか?」との質問にJOC(日本オリンピック委員会)の藤原理事が「後で説明します」と間に入って答えたのが唯一の印象的なシーンで、それ以外は普通の記者会見でした。まあ公式記者会見に大きなドラマはあまり望めないのですが。会見後に藤原理事に「通訳者の方々が良い仕事をしてくださって、選手も本当に助かっています」とお礼の言葉を頂いたのが心に残っています。まだ大会は半分も終わっていませんが、今後も頑張らなくては。