2010年11月16日

広州アジア大会5 男子サッカー、決勝トーナメント!

実は前日夜に男子サッカーを担当することが決定していたので、なんとなく夜遅くまでテレビで韓国と中国の一戦を観てしまいました。仕事でサッカー(というかスポーツなら何でも)が観られるとは、本当に幸せですね。日本の決勝トーナメント一回戦の相手はインドです。格下といえども油断はできません・・・と言うべきなのですが、私が試合会場に到着した時点ですでに日本が4点リードしていて、最終的に5-0で完勝しました。エース永井が2得点。関塚監督は「個人としても、チームとしても、一試合ごとに成長が感じられる」と述べ、試合内容にも納得している様子でした。インド代表の監督は、選手の経験不足と、A代表に中心選手を取られているためにベストメンバーを組めなかったことを敗因に挙げていました。それでも素直に「日本のスピーディーな試合展開についていけなかった」と認めるところは大人です。

前回と同様、記者会見場は日本のメディアで超満員。今後の日本の試合は毎回こうなることが予想されます。「サイドの揺さぶり」や「引き気味のラインからカウンター狙い」など、うっかりしていると足をすくわれる表現などもポンポンと出てくるので、サッカーを比較的知っているといえども油断はできません。日本語の通訳が付かない記者会見ではあまり質問をしない記者たちも、通訳者が付くと待ってましたとばかりに鋭いツッコミ的な質問をビシバシ投げかけてきます。というか、私より中国人通訳者の方がタジタジだったかもしれません。

ところで今夜は早く仕事が終わったので、通訳仲間とホテル近くのマーケットに繰り出しました。1)スケジュール確認→2)リサーチ→3)現場→4)寝る→1)に戻るという毎日が続いているので、遠出はおろか近場でも探検する時間があまりありません。けれどやはり少しは観光らしきものもしたいのが人間の性というもの。ただ尖閣諸島で日中関係が揺らいでいるので、ここで食事をした際には韓国人のふりをしました(笑)。意外とバレなかったかも・・・いや、普通にバレてたか。

あやしい韓国人たち
これまた怪しい韓国人2名
さらに怪しい韓国人たち
ちなみにコーディネーターの方々は毎日朝の3時~4時頃まで調整業務を行っています。私達通訳者は表面的な部分しか見えていませんが、裏では様々なロジ調整が行われているわけで、本当に感謝、感謝です。

午前1時ですが、まだ調整中です。