厳密には通翻ネタではないかもしれないのですが、通訳付きのパパとは異なり、一人で堂々と受け答えできたチビハラに敬意を込めて。
完全版は1:00あたりから。
To tell you the truth, I almost threw up! |
Excited! |
めでたいので、ついでに上原のハイライト動画も。2013年度版。
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第1部税金関係のイベントはいつも人の集まりが良いという(笑)。お申し込みはお早めに。
個人事業主は、サラリーマンに比べると税金の面で優遇されていると言われています。所得は隠せるし、経費も自由に使えると思われているからでしょう。しかし、これは本当の事なのでしょうか?答えは明らかにノーです。サラリーマンと自営業の両方を経験したことのある方はおわかりかと思いますが、実は個人事業主のほうが税金の負担は重いのです。しかし、税金の負担が大変だと嘆いてばかりいる必要もありません。個人事業主にはサラリーマンと違って、節税の余地があります。上手に節税対策をしていけば、税金の負担はかなり軽減できるはずです。「個人事業主は、節税対策を実行すれば、税金で優遇されている」といったほうが正しいかもしれません。
第2部
青色申告8年目を迎える自身の経験に基づき、翻訳者・通訳者固有の問題にも触れながら、税理士である真崎さんのアドバイスを受けつつ対談形式も取り入れて申告の注意点について明らかにします。講演者二人への質問の時間を多く取り、日頃の疑問や不安を解消する道を探ります。 さらに、フリーランスという不安定な職業を少しでも安定したものにするためには資産形成と運用が不可欠と考え、国の制度を利用して簡単にできる節税法と資産運用についても、年齢やリスク許容度に合わせた実践方法をご紹介します。
筆者が米国ボストンに5年間、駐在していたころ、隣のケンブリッジ市にある大きな翻訳会社に勤務する友人に頼まれ、和訳文のチェックをしていたこと があります。ケンブリッジは、MITとハーバードという理系と文系のトップ大学が、街の東端と西端にそびえる世界有数の学究都市であり(ただし、その中間 は犯罪多発地域)、科学技術や政治経済の分野で世界の優秀な頭脳が集まっています。もちろん、日本からも、大学の研究者、政府や企業から輝かしい肩書をそ ろえたエリートが集結しています。友人によると、そうした優秀な留学生や研究者たちが、お小遣い稼ぎのためなのか、生活費の補填(ほてん)のためなのか、 「自分の高度な知識や技術力を生かして、専門性の高いドキュメントの翻訳をしたい」と翻訳会社に乗り込んでくるそうです。筆者がこの後に言うように、多くの(英日)翻訳者に決定的に欠けているのが、「日本語の文章力」であり、「コミュニケーション能力」だと思います。ただ、下記の主張には同意できません。
優秀な翻訳者は大歓迎なので、「それでは、この英文を日本語に訳してください」と50行ほどの簡単なサンプル専門文書を手渡し(大抵の応募者は、 「え? 試験をするの? 即採用じゃないの?」という顔をするそうです)、数日後に返送された(自信満々の)和訳文を筆者がチェックし、採点していました。これは、翻訳者募集にお けるトライアルで、「お手並み拝見」というわけです。
実際、応募者が20人いるとすると、10人は「中学校で3年間、国語の授業を1回も受けなかったでしょ?」と疑うくらい日本語能力の低い人たちで す。6人は「書いてある文章の意味は分かりますが、これにお金を払いたくありません」というレベルです。そして、3人は「編集者がしっかりサポートすれ ば、売りものになるかも」という感じで、「このままの訳文で出版できます」という合格レベルは1人しかいない、というのが現状です。
翻訳者に求められる英語の読解力は、高校1年生レベルで十分で、中には「中学3年生レベルでよい」という人もいるくらいです。翻訳は、基本的に「日本語との格闘であり、日本語の能力が全て」なのです。日本語能力が大事なのは間違いありませんが、高校1年生レベルで翻訳はできません。私自身、中学から大学卒業までカナダで教育を受けましたが、英語力が本格的に鍛えられたのは高校3年~大学2年あたりでした。特に大学の最初の2年は朝から晩までリーディングの日々が続くので(どこでもそうだと思いますが)、一気に成長した実感がありました。
「翻訳の国際規格」が、2014年に施行されようとしている。検討されている翻訳の国際的な最新規格は、世界の翻訳業界の業務フローや単価にも影響を与える可能性を秘める。もちろん、日本語だけが例外ではない。私は日本翻訳者協会の理事としてISOを担当 しているのだが、通訳のISO規格作業グループを任されているので翻訳の作業グループの方は正直あまり見えていない。けれど一つ言えるのは、日本の翻訳・通訳業界は世界的に見て特殊な方らしく、調整が難しいケースが少なくない。日本側の代表も頑張ってはいるのだが、マイノリティの立場としては主張を全面的に認められることはあまりないので、時間をかけて辛抱強く説得していく感じだ。ああ、また白髪が増える…
現在、翻訳に関する国際的なISO規格が作られていて、早ければ2014年に発効される。これは『ISO17100 Translation services Service requirements』というタイトルで、翻訳者や翻訳会社が審査を受ける必要のある認証規格だ。2013年11月に、ほぼ確定すると予想されてい る。
関東学院大学文学部は1968年に設置され今年で45周年を迎えます。それを記念して、記念講演会を開催いたします。今回の講演会では、文学部英語英米文学科でアメリカ現代詩を専門に研究する西原克政教授と、東京大学文学部で教壇に立つとともに数多くの翻訳経験のある柴田元幸教授が「文学と翻訳」をテーマに講演します。アメリカ文学はアメリカ本国のみではなく、翻訳書を通じて多くの国々の読者に愛されてきました。わが国でも、読者のみで はなく実際に小説や詩の発表者である文学者たちにも多大な影響を与えてきました。2名の専門家が、それぞれの立場からの近現代のアメリカ文学そのもの、あるいは翻訳書が私たちに与えた影響をお話します。
広島での被爆体験を描いた故・中沢啓治さんの漫画「はだしのゲン」の英訳出版に尽力した米国人翻訳家、アラン・グリースンさん(62)=東京都杉並区=に よる生徒への講演を4日に予定していた同区立井荻中学校(赤荻千恵子校長)が、前日に急きょ中止したことが分かった。講演は別の講師に差し替えて行われ た。グリースンさんは「『近ごろの事情』などと曖昧な説明を受けたが、圧力や自己検閲があったのか」と話している。まさか自分の知り合いの翻訳者がこんなことに巻き込まれるとは夢にも思わなかったが、実際、報道の通り学校側は曖昧な説明に終始しているらしい。
明海大学(学長:安井利一)では、10月19日(土)に浦安キャンパスで「通訳と翻訳の世界」をテーマに公開講座を開催する。当日は、立教大学特任教授で国立国語研究所客員教授の鳥飼玖美子氏による「通訳者の役割 -透明な存在か、文化の仲介か」、株式会社静山社会長・翻訳家で「ハリー・ポッター」の翻訳者としても名高い松岡ハリス 佑子氏による「言葉の魔法 -ハリー・ポッターの翻訳者として」と題した講演、また同大外国語学部英米語学科教授・山岸勝榮氏および同学科准教授・小林裕子氏をまじえたパネルディスカッションを行う。受講料無料、要事前申し込み。鳥飼玖美子さんと松岡ハリス佑子さんが同じイベントで講演とは、かなり豪華ですね。まだ席はあるようなので、興味がある方はお早めに申し込みを。
このたび、NICTとKIは、①KIの保有するネットワーク機器やセキュリティなどのIT分野の利用に関する対訳データやIT分野特有の表現に関する翻訳 ノウハウと ②NICTのIT関連の個別企業の保有する翻訳資産にカスタマイズ可能な自動翻訳技術を活用することで、IT英文マニュアルに特化した実用的な英日自動翻 訳ソフトウェアを共同で開発しました。さらに、利用者が頻繁に使用する用語や利用者の過去の対訳データを追加することで、利用者独自の翻訳エンジンにカス タマイズすることができます。本ソフトウェアは、機械翻訳の結果を人手で後編集することにより、人手翻訳のコストを30%削減することが可能です(KI調 べ)。これだけ読むと、普通の翻訳ソフトにITとセキュリティ関係の翻訳メモリを豊富に乗っけただけのように読めなくもないのですが(すみません、悪意ある読み方ですね)、実際はどうなのでしょうか。
今回の研究では、自動音声通訳の際に、翻訳の遅れが生じる問題を解決するために、文が終了する前に翻訳を開始する手法として、これまでの手法の文の発話終 了からそれぞれの処理が逐次的に行われていたのとは異なる、一文が完全に終わる前に適切なタイミングで通訳を行う技術を考案したという。特にこれからはGoogle Glassなどに代表されるように、wearableなデバイスが主流になってくると考えられている(定着するかどうかはわからないが・・・)ので、訳の正確性はもとより、いかに原文(発話)と訳文(表示)のタイムラグを最小化することが重要になってくると思います。「えっ、それってそんなに重要?」と感じる読者もいるかもしれませんが、考えてみてください。グーグルの検索に2秒かかったら嫌でしょう?そんなものです。速ければ速いほど快適だし、一度その快適さを体験したら、もう元には戻れません(笑)。
具体的には、句ごとに対応関係を対訳文から統計的に学習し、正解の確率が高い訳語を表現する「統計的フレーズ(句、単語列)ベース翻訳」を用いる。最初に その情報を利用して入力する言葉を「文」より短い「句」の単位に分割。ただし、翻訳の単位を短くすれば訳出タイミングを速くすることができるものの、単位 が短かすぎると、正確な訳出に必要な文脈情報が失われるため、翻訳に最も適切な単位を選択できるように、翻訳対象となる言語対の並べ替えやすさを考慮した パラメータを導入し、トレードオフの関係にあるスピードと精度の調整を可能にした。
研修生として採用された方には、数ヶ月間、弊社内で勤務していただき、納期のある実際の案件を翻訳していただきます。これにより、お客様の翻訳に対する多様なご要望を直接知ることができ、納期を守るためのスピード感も身につきます。翻訳が終わると、品質管理を担当している経験豊富な社内の制作スタッフが丁寧に校正し、研修生にフィードバックします。研修期間中は、基本的にこの『翻訳』→『校正』→『フィードバック』の繰り返しですが、さまざまな案件を途切れなく経験することにより、確実に実力が向上します。そして、研修修了後、弊社にご登録いただき、在宅翻訳者として仕事をしていただきます。時給1,000円とのことですが、お金を貰って勉強できる制度は素晴らしいと私は思います。日本の翻訳学校は学費が高いですからね。やはり翻訳センターくらいの規模の会社がこういう意欲的な試みに取り組んでくれないと、なかなか他は動きません。
これまでに6名がこの研修生制度を通じて弊社にご登録いただいており、全員が特許翻訳者として仕事が途切れることなく多忙な日々を過ごされています。