ツイッター上で、半ばノリで始まったOkinawa iPhone User Groupですが、照屋会長や他のメンバーの努力のおかげでどうにか第一回のイベントを企画するに至りました。皆さん、ぜひ御参加を!
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日時:2011年2月27日(日) 13:00~17:00
定員:60名
場所:琉球新報本社ビル2階ホール
※駐車場が無いので、公共交通機関のご利用をお願いします。
司会:横目大道(ひろみち)
■プログラム
「進化し続けるスマートフォンで実現するビジネス革新」
中山五輪男 ソフトバンクモバイル株式会社 スマートフォン推進部 シニアエヴァンジェリスト
「沖縄観光アプリOkinawa2Go!ご紹介」
石田雄太 ソフトバンクテレコム株式会社 営業開発本部 クラウドエンジニアリング統括部 担当部長
「アプリビジネスよもやま話」
安田陽 株式会社レキサス
「キシャバタロットの野望と現実と未来」
木曽隆 ブロッコ・デリ・アーキテクツ有限会社 代表取締役 インタラクションエンジニア
「リリースアプリの解説と開発秘話」
小原美和 琉楽.com株式会社
パネルディスカッション テーマ「iPhone & Twitter」
河野真治(琉球大学工学部 准教授)
鈴木孝昌(沖縄ホームページ制作工房Webcrafts)
比嘉真澄(OiUG)
来間信也(OiUG)
又吉演(コーディネーター)
後援:琉球新報社、沖縄タイムス社、沖縄テレビ放送、ラジオ沖縄(順不同)
スピーカーのプロフィールはこちら
※講演の順序は前後する可能性がありますのでご了承下さい。
・当日はUstreamによるライブ配信や写真撮影を予定しています。
・会場には来場者用の無線LANはありません。DoCoMo、au、Softbank、Emobileの電波は入ります。
・Twitterハッシュタグ:#oiug
【追記】
お気に入りアプリのアンケート集計結果を発表しました。
2011年2月14日
2011年2月12日
サッカー通訳はつらいよ?
サッカー日本代表がアジアカップで優勝した。私は一月中旬から某ドイツ企業と某日本企業の商談を連日通訳していたのだが、普段なら通訳者の体力も集中力も無視して進める(笑)クライアントが、さすがに準決勝と決勝の夜だけは「今夜はサッカーがあるので早めにきりあげましょう!」とすんなり合意していた。ドイツ企業の幹部はドルトムントのファンで、香川選手に注目していたというのもあったかもしれない。
ところで、アルベルト・ザッケローニ代表監督の就任会見を通訳した通訳者が、テキトーな通訳をして大ブーイングに遭ったことは既に多くの方々がご存知の通りですが、まだ知らない人のために簡単に説明すると、「アジアカップでの目標は?」という記者の質問に対してザッケローニ監督は:
とイタリア語で答えたのですが、同時通訳者は:
としどろもどろに訳したのです。「トップ3」なんて約束していないので、当然これは後で問題になったわけですが、後で実際にわかったのは、通訳者自身も経験が浅い方だということで(というか、プロの通訳者ではなく、会社経営者)、この事件の後に再び呼ばれることはなかった模様。そしてフルタイム通訳者として雇われたのが矢野大輔さんです。大黒選手がトリノに在籍している時に通訳として一緒に仕事をした方で、こちらにインタビューもあります。
この矢野さん、すでにネット上では通訳者としての能力を疑問視されています。知人のイタリア語通訳者は「棒読み訳」とあまり評価していませんし、実際、決勝戦後のインタビューで監督が明らかに「complimente Korea (韓国代表のプレーを称えたい)」と発言していたのに、それを全く抜かしていた。イタリア語を知らない私でもわかることを訳抜けするというのはいかがなものか。それにメモを全くとっていないというのも驚き(これは矢野さんに限る話ではないけど)。他にも、ザッケローニ監督が険しい表情をしていても後ろでニコニコしていたり、日本がゴールを決めたら、ザッケローニ監督の表情やリアクションなどおかまいなく喜び一杯ではじけてたりと、その資質自体を疑う人もいます。通訳者はクライアントと同じ感情を共有するように努めなければならないというのは通訳者の常識中の常識ですので。
さて、日本経済新聞の武智幸徳編集委員が「ザッケローニ新監督の言葉を伝えるのは…通訳の重要性」で特に通訳者の重要性について書いています。
ただこの濃密なコミュニケーションというのは、必ずしも全てをありのままに伝えるというわけではない。監督と選手の信頼関係がまだ十分に構築されていない場合などは、通訳者がそれを察して、監督のメッセージを自己裁量で加工して伝えることもアリなのです。それがコミュニケーションとして良い結果をもたらすのであれば。例えば「日本サッカーの父」とされるデットマール・クラマーの通訳だった岡野俊一郎さん。
ここで思い出されるのがイビチャ・オシム監督の通訳だった千田善さん。最初はオシム監督のスタイルに馴染めなかったのか、何度も泣かされたことがあったとか。例えば前回のアジアカップの初戦、格下のカタールを相手にして、痛恨の引き分けに終わった日本代表。ロッカールームに戻ったオシムは選手に激怒して「お前たちはアマチュアだ!!」とバッサリ言った。千田さんは「これはとても言えないよ…」と思い沈黙し、果てには泣き出してしまったと。ジャーナリストの永田実がニコ生で語った話です。
ただオシム/千田コンビは練習と試合を重ねるごとに息が合ってきて、後期はとても良いコンビでした。トルシエ/ダバディの名コンビに匹敵するコミュニケーションの密度だったと思います。
ジーコ/鈴木コンビも、フィールドで結果は残せませんでしたが、コミュニケーションの密度は高かった方だと思います。鈴木さんはジーコ監督の感情と意志を共有していました。なにせ、監督の怒りを代弁して、監督より先に退場処分を食らった通訳者ですからね!
相手選手の危険なプレーに対してジーコ監督が派手に抗議。それを見た主審が駆け寄って来たところに鈴木通訳が立ちはだかり、「監督に話したければオレの屍を越えていけ!」とばかりに、こちらも猛抗議を展開。退場処分となったのでした(こういうアツい話、私は好きですがね)。
ところで、アルベルト・ザッケローニ代表監督の就任会見を通訳した通訳者が、テキトーな通訳をして大ブーイングに遭ったことは既に多くの方々がご存知の通りですが、まだ知らない人のために簡単に説明すると、「アジアカップでの目標は?」という記者の質問に対してザッケローニ監督は:
「今や日本はアジアだけでなく、世界において重要な存在になった。時間はあまりないが、絶対的な主役を演じなければならない。」
とイタリア語で答えたのですが、同時通訳者は:
「アジアカップはまずあのー、突破、トップ3に狙わないといけない。日本はやっぱりあのアジアだけでなく世界で、非常にあのー、力を見せた国ので、 あのアジアカップでも力を見せないとと思う。」
としどろもどろに訳したのです。「トップ3」なんて約束していないので、当然これは後で問題になったわけですが、後で実際にわかったのは、通訳者自身も経験が浅い方だということで(というか、プロの通訳者ではなく、会社経営者)、この事件の後に再び呼ばれることはなかった模様。そしてフルタイム通訳者として雇われたのが矢野大輔さんです。大黒選手がトリノに在籍している時に通訳として一緒に仕事をした方で、こちらにインタビューもあります。
この矢野さん、すでにネット上では通訳者としての能力を疑問視されています。知人のイタリア語通訳者は「棒読み訳」とあまり評価していませんし、実際、決勝戦後のインタビューで監督が明らかに「complimente Korea (韓国代表のプレーを称えたい)」と発言していたのに、それを全く抜かしていた。イタリア語を知らない私でもわかることを訳抜けするというのはいかがなものか。それにメモを全くとっていないというのも驚き(これは矢野さんに限る話ではないけど)。他にも、ザッケローニ監督が険しい表情をしていても後ろでニコニコしていたり、日本がゴールを決めたら、ザッケローニ監督の表情やリアクションなどおかまいなく喜び一杯ではじけてたりと、その資質自体を疑う人もいます。通訳者はクライアントと同じ感情を共有するように努めなければならないというのは通訳者の常識中の常識ですので。
さて、日本経済新聞の武智幸徳編集委員が「ザッケローニ新監督の言葉を伝えるのは…通訳の重要性」で特に通訳者の重要性について書いています。
外国人監督の成否は、ほとんど通訳にかかっているといっても過言ではないからだ。いくら当人が濃密なコミュニケーションを選手やメディアとの間に築こうと思っても、あるいは具体的な戦術を授けようとしても、それが十全に伝わらなくては宝の持ち腐れになってしまう。
ただこの濃密なコミュニケーションというのは、必ずしも全てをありのままに伝えるというわけではない。監督と選手の信頼関係がまだ十分に構築されていない場合などは、通訳者がそれを察して、監督のメッセージを自己裁量で加工して伝えることもアリなのです。それがコミュニケーションとして良い結果をもたらすのであれば。例えば「日本サッカーの父」とされるデットマール・クラマーの通訳だった岡野俊一郎さん。
当時のクラマーさんの言葉の中には相当激しい叱責もあったそうだが、それをそのまま選手に伝えるとまずいと岡野さんが判断したときは、オブラートにくるんだり、とぼけて通訳しないこともあったという。
ここで思い出されるのがイビチャ・オシム監督の通訳だった千田善さん。最初はオシム監督のスタイルに馴染めなかったのか、何度も泣かされたことがあったとか。例えば前回のアジアカップの初戦、格下のカタールを相手にして、痛恨の引き分けに終わった日本代表。ロッカールームに戻ったオシムは選手に激怒して「お前たちはアマチュアだ!!」とバッサリ言った。千田さんは「これはとても言えないよ…」と思い沈黙し、果てには泣き出してしまったと。ジャーナリストの永田実がニコ生で語った話です。
ただオシム/千田コンビは練習と試合を重ねるごとに息が合ってきて、後期はとても良いコンビでした。トルシエ/ダバディの名コンビに匹敵するコミュニケーションの密度だったと思います。
ジーコ/鈴木コンビも、フィールドで結果は残せませんでしたが、コミュニケーションの密度は高かった方だと思います。鈴木さんはジーコ監督の感情と意志を共有していました。なにせ、監督の怒りを代弁して、監督より先に退場処分を食らった通訳者ですからね!
相手選手の危険なプレーに対してジーコ監督が派手に抗議。それを見た主審が駆け寄って来たところに鈴木通訳が立ちはだかり、「監督に話したければオレの屍を越えていけ!」とばかりに、こちらも猛抗議を展開。退場処分となったのでした(こういうアツい話、私は好きですがね)。
2011年2月10日
無罪判決に検察が控訴断念 通訳の手配ミスが理由の一つ?
1月24日にでた裁判員裁判での全面無罪判決に検察が控訴を断念。日本初とのことです。
判決では、広東語を日常使っている被告は北京語や英語の理解が不十分なのに、家宅捜索から逮捕されるまで立ち会った通訳は北京語と英語が専門だったとして「被告の発言が警察官に正確に伝えられたか疑問」とされています。私は香港に住んでいた時期も長かったのですが、広東語と北京語は全く異なる言語、まあ例えるならフランス語とスペイン語のようなもので、このような初歩的な通訳手配ミスはあってはならない事です。
日本と比べて、アメリカなど、司法通訳が制度としてより高度に発達している国では、「似たような言語だと思うから」を根拠に通訳者が手配することはまずありません。被告人の母語の通訳者を手配することを原則とし、その原則に忠実だからこそ、希少言語の通訳者が手配できないために公正な裁判が担保できないとして、被告人が自由の身になるという事件も起きています(これが良いか悪いかは視点によって判断が分かれる所でもありますが)。
日本ではまだ「母語は○○語だけど、英語がそこそこ喋れるらしいから英語でいこうか」という例が少なくありません。例えばフィリピン国籍の被告人はフィリピン語(タガログ語)ではなく、英語で裁判を受けることが少なくないと聞いています。どちらかというと裁判所の利便性が優先されているシステムである感は否めません。まだ改善の余地は十分にあると思います。
検察側、控訴断念へ=全面無罪で初-覚せい剤密輸の裁判員裁判
覚せい剤4.5キロを密輸したとして覚せい剤取締法違反などの罪に問われ、一審東京地裁の裁判員裁判で無罪とされた中国人男性(33)について、東京地検は1日までに、控訴を見送る方向で検討を始めた。
裁判員裁判での全面無罪判決はこれまで、千葉地裁の覚せい剤密輸事件や鹿児島地裁の強盗殺人事件など4件あるが、検察側が控訴を断念した例はない。全面無罪が確定すれば裁判員裁判で初めてとなる。
時事どっとコム(2011/02/01-21:53)
判決では、広東語を日常使っている被告は北京語や英語の理解が不十分なのに、家宅捜索から逮捕されるまで立ち会った通訳は北京語と英語が専門だったとして「被告の発言が警察官に正確に伝えられたか疑問」とされています。私は香港に住んでいた時期も長かったのですが、広東語と北京語は全く異なる言語、まあ例えるならフランス語とスペイン語のようなもので、このような初歩的な通訳手配ミスはあってはならない事です。
日本と比べて、アメリカなど、司法通訳が制度としてより高度に発達している国では、「似たような言語だと思うから」を根拠に通訳者が手配することはまずありません。被告人の母語の通訳者を手配することを原則とし、その原則に忠実だからこそ、希少言語の通訳者が手配できないために公正な裁判が担保できないとして、被告人が自由の身になるという事件も起きています(これが良いか悪いかは視点によって判断が分かれる所でもありますが)。
日本ではまだ「母語は○○語だけど、英語がそこそこ喋れるらしいから英語でいこうか」という例が少なくありません。例えばフィリピン国籍の被告人はフィリピン語(タガログ語)ではなく、英語で裁判を受けることが少なくないと聞いています。どちらかというと裁判所の利便性が優先されているシステムである感は否めません。まだ改善の余地は十分にあると思います。
2011年2月6日
八代登志江さんが逝去
2月3日に『通訳・翻訳ジャーナル』編集部から下記のメールを頂きました(引用は抜粋)。
八代さんには、私が日本翻訳者協会の理事だった頃には本当にお世話になりました。当時の日本翻訳者協会は広報部が無く(広報機能すら無く)、新米理事で結果が欲しかった私は八代さんに色々と無理なお願いをして、『ジャーナル』誌面に記事を掲載させて頂いたり(連載は今も続いています)、東京で毎月開催されているイベントで講演して頂いたりしました。編集部を離れてからも積極的に活動しており、「引退してもこき使われてるのよ~」と、笑って私に冗談を言っていた記憶があります。自宅でのワインパーティーに誘って頂いたこともありました。もう闘病生活が始まっていたのですが、決して弱い所を見せようとはせず、自分よりも周りの人を気遣っていたのが印象的でした。
八代さん、色々と教えて頂いてありがとうございました。また会う日まで。
さる、1月18日、『通訳・翻訳ジャーナル』前編集長、宮代(八代)登志江が病気のため逝去いたしました。葬儀は、故人と喪主の希望により、家族葬として執り行いましたことをご報告させていただきます。またこのため、皆さまにはご連絡を差し控えさせていただきましたが、何卒ご理解賜れば幸いです。
八代は、昭和63年に入社後、『通訳・翻訳ジャーナル』を立ち上げ、以来、永きに渡り編集長を務めてまいりました。また、平成20年に退社した後も、ライター・アドバイザーとして弊誌に関わっておりました。皆さまには、幾度となく、取材・ご執筆などでご協力を頂いたことと存じます。誠にありがとうございました。
八代さんには、私が日本翻訳者協会の理事だった頃には本当にお世話になりました。当時の日本翻訳者協会は広報部が無く(広報機能すら無く)、新米理事で結果が欲しかった私は八代さんに色々と無理なお願いをして、『ジャーナル』誌面に記事を掲載させて頂いたり(連載は今も続いています)、東京で毎月開催されているイベントで講演して頂いたりしました。編集部を離れてからも積極的に活動しており、「引退してもこき使われてるのよ~」と、笑って私に冗談を言っていた記憶があります。自宅でのワインパーティーに誘って頂いたこともありました。もう闘病生活が始まっていたのですが、決して弱い所を見せようとはせず、自分よりも周りの人を気遣っていたのが印象的でした。
八代さん、色々と教えて頂いてありがとうございました。また会う日まで。
2011年2月4日
那覇地裁で法廷通訳研修。
昨日は那覇地方裁判所主催の法廷通訳研修に参加しました。年が明けてからお得意様からの依頼が相次ぎ、嬉しい悲鳴をあげつつ研修は不参加の方向で…と考えていたのですが、1月末になってこの日だけなぜかキャンセルが入り、加えて私の元生徒2名がオブザーバー参加することになったので、これはもう行かなければ逆に不自然な状況になったというわけです。
研修の内容は1月中旬で受けた福岡高裁主催の研修とほぼ同じでした。午前中は刑事裁判の流れと裁判員裁判の概要、午後は模擬裁判と、最後に裁判所関係者とのディスカッション。那覇地裁の某若手裁判官は新しい技術を積極的に取り入れる意欲的な方で、以前に公判前整理手続きのメモ取りにiPadを使っていたのを見てちょっと驚いたのですが(なにせネットに接続されているPCも限られている組織ですので)、この日はKeynoteで見事なプレゼンをされていました。海外留学の経験もあり、英語も喋れる方です。日本法令外国語データベースシステムの裏話なども聞かせて頂きました。
さて、どの都道府県でもそうですが、沖縄県でも有能な司法通訳者は不足しています。裁判所としても通訳者の技能の向上を図るために研修を開催しているのですが、そもそも優れた通訳技術のベースを持った人材が集まりにくい現状があります。裁判所・検察の仕事だけでは生活していけないので、多くの通訳者は基地内などでフルタイムの仕事に就くわけで、すると司法通訳者になる人は1)フリーランスで、2)他の仕事で生活費を十分稼いでいることが絶対条件になってしまうのです。今回集まった研修生もフルタイムの仕事を抱えている方ばかりで、これでは研修自体があまり意味ないのでは・・・という思いもありますが、同時に、既存の枠組みでできることをしなければならないとも思います。システムを根本的に変えないと、解決は難しいですね。
研修の内容は1月中旬で受けた福岡高裁主催の研修とほぼ同じでした。午前中は刑事裁判の流れと裁判員裁判の概要、午後は模擬裁判と、最後に裁判所関係者とのディスカッション。那覇地裁の某若手裁判官は新しい技術を積極的に取り入れる意欲的な方で、以前に公判前整理手続きのメモ取りにiPadを使っていたのを見てちょっと驚いたのですが(なにせネットに接続されているPCも限られている組織ですので)、この日はKeynoteで見事なプレゼンをされていました。海外留学の経験もあり、英語も喋れる方です。日本法令外国語データベースシステムの裏話なども聞かせて頂きました。
さて、どの都道府県でもそうですが、沖縄県でも有能な司法通訳者は不足しています。裁判所としても通訳者の技能の向上を図るために研修を開催しているのですが、そもそも優れた通訳技術のベースを持った人材が集まりにくい現状があります。裁判所・検察の仕事だけでは生活していけないので、多くの通訳者は基地内などでフルタイムの仕事に就くわけで、すると司法通訳者になる人は1)フリーランスで、2)他の仕事で生活費を十分稼いでいることが絶対条件になってしまうのです。今回集まった研修生もフルタイムの仕事を抱えている方ばかりで、これでは研修自体があまり意味ないのでは・・・という思いもありますが、同時に、既存の枠組みでできることをしなければならないとも思います。システムを根本的に変えないと、解決は難しいですね。
2011年1月27日
『通訳者・翻訳者になる本 2012』で記事を執筆しました。
通訳者・翻訳者になる本 2012―プロになる完全ナビゲーション・ガイド (イカロス・ムック)が本日発売されましたが、本誌の「通訳者・翻訳者のデジタル仕事術」特集で執筆・取材協力をしました。最近は書店で「…力」とか「…仕事術」というタイトルをよく目にしますが、まさか自分が書くことになるとは。
4ページも頂いたので、私の持論である「ネットワーク力」についても語ることができました。スマートフォンに代表される高機能携帯情報端末の普及は2011年も一層進むことが予測されますが、私が考える「ネットワーク力」のフル活用はこれらの端末の利用を大前提としています。記事にも書きましたが、翻訳者・通訳者は情報を武器に仕事をしているので、これらのツールを使いこなせない翻訳者・通訳者はかなり不利な状況になっていくと思います。
ちなみに富士山のエピソードは冗談抜きの実話です(笑)。屋久島の縄文杉付近では全く電波が入らなかったのですが、富士山山頂はバリバリでした。不思議なものですね。
4ページも頂いたので、私の持論である「ネットワーク力」についても語ることができました。スマートフォンに代表される高機能携帯情報端末の普及は2011年も一層進むことが予測されますが、私が考える「ネットワーク力」のフル活用はこれらの端末の利用を大前提としています。記事にも書きましたが、翻訳者・通訳者は情報を武器に仕事をしているので、これらのツールを使いこなせない翻訳者・通訳者はかなり不利な状況になっていくと思います。
ちなみに富士山のエピソードは冗談抜きの実話です(笑)。屋久島の縄文杉付近では全く電波が入らなかったのですが、富士山山頂はバリバリでした。不思議なものですね。
2011年1月19日
ハロー通訳アカデミーが閉校
ハロー通訳アカデミーが2月28日に閉校すると発表しました。詳細理由は明らかにされていませんが、普通に考えれば資金繰りの悪化だろうか。
ただハローの閉校は時間の問題だったともいえる。というのは、通訳者の養成(供給サイド)は頑張ったし、そこそこ結果も出ていたのだろうが、なにせ卒業生で通訳ガイドを本職にできる人が少な過ぎた。ガイド一本で生活していける人がなかなか生まれなかった。これは教育の問題以上に、需要サイドで結果が残せなかったということである。つまり「通訳案内士」という職業の1)社会的地位と認知度を高め、2)行政や旅行者と連携して、適正な報酬レベルでの仕事を増やすことに失敗した、という事実なのである。
学校がそこまでするべきなのかと疑問を持たれるかもしれないが、専門学校とはそもそも、卒業して社会に出た時に役立つ有用な知識・技術を教える場所である。つまり学校で得たモノが社会で活かせないと全く意味がないし、学校の経営も続かない(一応、ビジネスなので)。通訳案内士が仕事をしやすい社会環境が既に整備されていれば、学校は何もしなくても良いのかもしれないが、もちろんそうではない。だから学校としてもロビー活動等を通じて、社会環境の整備も積極的に行う必要性がある。これは他の業界でも当然のこと。
有能な人材とビジネスをCELに奪われてしまったのも原因の一つ、という見方もある。真実は分からないが、厳しい競争があったのは事実だろう。いずれにせよ、今後の通訳案内士育成に大きな影響を与えるであろうことは間違いない。
ただハローの閉校は時間の問題だったともいえる。というのは、通訳者の養成(供給サイド)は頑張ったし、そこそこ結果も出ていたのだろうが、なにせ卒業生で通訳ガイドを本職にできる人が少な過ぎた。ガイド一本で生活していける人がなかなか生まれなかった。これは教育の問題以上に、需要サイドで結果が残せなかったということである。つまり「通訳案内士」という職業の1)社会的地位と認知度を高め、2)行政や旅行者と連携して、適正な報酬レベルでの仕事を増やすことに失敗した、という事実なのである。
学校がそこまでするべきなのかと疑問を持たれるかもしれないが、専門学校とはそもそも、卒業して社会に出た時に役立つ有用な知識・技術を教える場所である。つまり学校で得たモノが社会で活かせないと全く意味がないし、学校の経営も続かない(一応、ビジネスなので)。通訳案内士が仕事をしやすい社会環境が既に整備されていれば、学校は何もしなくても良いのかもしれないが、もちろんそうではない。だから学校としてもロビー活動等を通じて、社会環境の整備も積極的に行う必要性がある。これは他の業界でも当然のこと。
有能な人材とビジネスをCELに奪われてしまったのも原因の一つ、という見方もある。真実は分からないが、厳しい競争があったのは事実だろう。いずれにせよ、今後の通訳案内士育成に大きな影響を与えるであろうことは間違いない。
閉校のごあいさつ
ハロー通訳アカデミー
学院長 植山源一郎
平素は一方ならぬご愛顧を賜り、厚く御礼申し上げます。
このたび、諸般の事情により、ハロー通訳アカデミーは2011年2月28日をもちまして閉校することになりましたので、ここにお知らせ申し上げます。
私が、「最高の語学教育サービスを提供する」という経営理念をもって、日本で唯一の通訳案内士試験受験専門予備校であるハロー通訳アカデミーを創設したのは1977年2月16日でしたので、今回の閉校までに星霜ここに34年を数えるに至りました。これもひとえに、ハローをご愛顧いただいた累計8万7千名の受講生の皆様のおかげでして、この場をかりまして深く感謝申し上げます。
現在国際舞台で活躍する累計8,257名の合格者を輩出し、合格者数33年連続全国第1位の実績を残せたことは通訳案内士試験受験専門予備校として望外の喜びですが、それを実現した当校の経営理念と教育内容が日本の英語教育界の一隅をいくらかでも照らす役割を果たせたのであれば、これに優る喜びはございません。
長年にわたり名誉最高顧問を務めていただいた元英国首相マーガレット・サッチャー女史ならびに最高顧問を務めていただいた英国ヴァージングループ会長のリチャード・ブランソン氏にも、この場をかりまして深く感謝申し上げたいと存じます。ハローは、1992年よりほぼ毎年、サッチャー女史を英国よりお招きし、計6回の特別講演会を開催しましたが、女史の格調高い講演を直接お聞きして深い感銘を受けたことは、ハローの歴史の中でも特に印象に残ることです。
これまでハローをご愛顧いただいた皆様には重ねて深く感謝申し上げますとともに、皆様のご健康とますますのご発展を心よりお祈りいたします。長い間、本当に有難うございました。
2011年1月18日
【インターン募集】 WIPO日本事務所
WIPO日本事務所では、インターンを現在募集中です。2011年1月中旬~2月上旬の間に開始できる方を歓迎、つまりASAPということですね。業界に入るきっかけが欲しい方には良いチャンスではないでしょうか。
期間
* 原則として3カ月間(最長6カ月間まで延長の可能性有り)。
* 平日(月~金、10時~17時)、原則として週3日以上勤務。週5日が望ましい。
応募資格
* 4年制大学既卒・卒業見込みの方・大学院生
* 日本語(母国語レベル)と英語(TOEIC850点以上あるいは同等の英語力)を使って業務を行う能力のある方。
* 責任感のある方。
* 将来国際機関で働きたい方。
* 翻訳の経験あるいは知識のある方、知的財産権の基礎知識がある方、歓迎。
主な業務内容
* 翻訳(主に英文から和文への翻訳/パンフレットなど一般的な内容)と校閲
* プレス・クリッピング(例:新聞記事の検索)
* リサーチ業務(例:インターネットを使った情報収集)
* 広報活動の補助
* イベント参加の補助
* その他の日常業務
勤務地
* 東京都
待遇
* 無給
* 労災保険あり
採用プロセス
書類選考合格者のみに担当者より電子メールで、面接およびテストのご案内をいたします。
応募方法
履歴書(英文と和文)および志望動機(英文と和文)を下記のメールアドレスまで送付してください。応募書類の書式は不問です。必ずご自身の電子メールアドレスをご記入下さい。提出された応募書類の返却はいたしません。
宛先:japan.office@wipo.int
表題:電子メールの表題は「Internship」としてください。
期間
* 原則として3カ月間(最長6カ月間まで延長の可能性有り)。
* 平日(月~金、10時~17時)、原則として週3日以上勤務。週5日が望ましい。
応募資格
* 4年制大学既卒・卒業見込みの方・大学院生
* 日本語(母国語レベル)と英語(TOEIC850点以上あるいは同等の英語力)を使って業務を行う能力のある方。
* 責任感のある方。
* 将来国際機関で働きたい方。
* 翻訳の経験あるいは知識のある方、知的財産権の基礎知識がある方、歓迎。
主な業務内容
* 翻訳(主に英文から和文への翻訳/パンフレットなど一般的な内容)と校閲
* プレス・クリッピング(例:新聞記事の検索)
* リサーチ業務(例:インターネットを使った情報収集)
* 広報活動の補助
* イベント参加の補助
* その他の日常業務
勤務地
* 東京都
待遇
* 無給
* 労災保険あり
採用プロセス
書類選考合格者のみに担当者より電子メールで、面接およびテストのご案内をいたします。
応募方法
履歴書(英文と和文)および志望動機(英文と和文)を下記のメールアドレスまで送付してください。応募書類の書式は不問です。必ずご自身の電子メールアドレスをご記入下さい。提出された応募書類の返却はいたしません。
宛先:japan.office@wipo.int
表題:電子メールの表題は「Internship」としてください。
2011年1月13日
【募集】通訳・翻訳嘱託員 沖縄県知事公室(基地対策課)
沖縄県知事公室(基地対策課)が通訳・翻訳嘱託員を募集しています。
勤務場所:那覇市泉崎1-2-2 (県庁6階)
勤務時間:8:30~17:15
休日:土・日・祝日・その他 (月16日勤務)
賃金:日給12,800円
雇用期間:平成23年4月1日~平成24年3月31日 (契約更新は2回まで)
応募締め切り:2月4日(金)17時 (郵送または持参)
詳細はハローワークの募集ページをどうぞ
勤務場所:那覇市泉崎1-2-2 (県庁6階)
勤務時間:8:30~17:15
休日:土・日・祝日・その他 (月16日勤務)
賃金:日給12,800円
雇用期間:平成23年4月1日~平成24年3月31日 (契約更新は2回まで)
応募締め切り:2月4日(金)17時 (郵送または持参)
詳細はハローワークの募集ページをどうぞ
2011年1月1日
謹賀新年
皆様、明けましておめでとうございます。
おかげさまで2010年は充実した一年を過ごすことができました。特にTwitterやUstreamなどのソーシャルメディアを通じて多くの翻訳者・通訳者と出会い、異業種イベントにも積極的に参加して知的刺激を受けました。情報伝達のスピードが加速化する中、私自身も情報との向き合い方を考え直す一年になったと思います。
さて、今年の目標は電子書籍を世に出すことです。以前から実務者としての視点から、実例を多く盛り込んだ通訳論を書いてみたいと考えていたのですが、構想がなかなかまとまらず、時間だけが虚しく経過していったような気がします。ただ、新しい年を迎えた事ですし、これを機会にとりあえず少しずつブログにアップして、修正・編集が必要な部分は後で加筆してまとめて出版しようと決心しました。そんなわけで、私なりの「通訳実践論」を1月10日から連載します(最低週一回)。ただの通訳論にするつもりは毛頭ないので、どうぞ御期待ください。
今年も自分らしく大いに暴れるつもりですので(笑)、宜しくお願いいたします!
関根マイク
スマック翻訳事務所
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