2011年2月6日

八代登志江さんが逝去

2月3日に『通訳・翻訳ジャーナル』編集部から下記のメールを頂きました(引用は抜粋)。

さる、1月18日、『通訳・翻訳ジャーナル』前編集長、宮代(八代)登志江が病気のため逝去いたしました。葬儀は、故人と喪主の希望により、家族葬として執り行いましたことをご報告させていただきます。またこのため、皆さまにはご連絡を差し控えさせていただきましたが、何卒ご理解賜れば幸いです。

八代は、昭和63年に入社後、『通訳・翻訳ジャーナル』を立ち上げ、以来、永きに渡り編集長を務めてまいりました。また、平成20年に退社した後も、ライター・アドバイザーとして弊誌に関わっておりました。皆さまには、幾度となく、取材・ご執筆などでご協力を頂いたことと存じます。誠にありがとうございました。

八代さんには、私が日本翻訳者協会の理事だった頃には本当にお世話になりました。当時の日本翻訳者協会は広報部が無く(広報機能すら無く)、新米理事で結果が欲しかった私は八代さんに色々と無理なお願いをして、『ジャーナル』誌面に記事を掲載させて頂いたり(連載は今も続いています)、東京で毎月開催されているイベントで講演して頂いたりしました。編集部を離れてからも積極的に活動しており、「引退してもこき使われてるのよ~」と、笑って私に冗談を言っていた記憶があります。自宅でのワインパーティーに誘って頂いたこともありました。もう闘病生活が始まっていたのですが、決して弱い所を見せようとはせず、自分よりも周りの人を気遣っていたのが印象的でした。

八代さん、色々と教えて頂いてありがとうございました。また会う日まで。

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