■概要
三者間市場モデル。リアルタイムで任意のエリアに居る通訳者(または翻訳者)の情報を獲得し、連絡を取り合うことができる。緊急で通訳者が必要な時などに便利。
有料版ではピンに触れると詳細なプロフィールが表示される |
■無料なもの
一部の登録通訳者(ランクが低い通訳者)の位置情報
■有料なもの
1)登録通訳者全員の位置情報と詳細プロフィール
2)高度な絞り込み検索機能
3)専用フォームでの直接のやりとり(一回1,000円程度、有料版では無料)
4)広告の非表示
■説明
急に通訳者(または翻訳者)が必要になった場合のサービス。多くの通訳案件は事前の準備段階があり、この準備段階があるからこそ通訳者が力を発揮できるわけだが、現実にはいきなり、つまり今すぐ通訳者が必要になるケースもある。そのような緊急時、自分がいるエリアの通訳者とその場で契約できたらどんなに助かるだろうか。
通訳者は予めサービスに自分の連絡先、経験年数、専門分野等を登録しておいて(無料)、1)自身の携帯電話のGPS情報を開示すること、2)ランク別の通訳料金規定に合意する。後は連絡を待つだけ。
↓
クライアントはサービスにアクセスすると、初期の無料版では一部登録者の位置情報とランクしか分からない(例えばDとEランクに限定されるとする)。このランクでよければ、通訳者のピンに触れて、専用フォームからメールを送信し、通訳者と直接やり取りする。
↓
サービス提供者はこのやり取りをすべて監視している。クライアントと通訳者が場所・時間等の諸条件に合意した後、サービス提供者はクライアントに料金の通知をする(実際はウェブサイトに表示されているので、事前に分かっている)。後はクライアントに請求し、通訳者に料金を支払うだけ。当然だが、サービス提供者は一定のマージンを取る。
有料版(年間8,000円程度ならお手頃なのではと思う)にアップグレードすれば、1)登録通訳者全員の位置情報と詳細プロフィールが表示され、2)高度な絞込み検索ができるので、自分のニーズに合った通訳者を容易に探すことができるようになる。3)無料版では一回につき1,000円だった連絡手数料も無料に。さらに4)無料版で表示される広告も非表示になるのでスッキリ。
実はこの案を考えた時は、主に民間企業の利用を想定していたのですが、改めて考えてみると、警察等の捜査機関にとって有益なシステムではないかと思います。お世辞にも英語が堪能な警察官は多いといえない中、外国人犯罪は年々増加しているので、警察とサービス提供者が契約し、必要な時にだけ近辺の通訳者に応援を頼むというシステムです。このサービスをそのまま運用するには無理があるかもしれませんが、警察も語学ができる人材が乏しい状況にあるので、工夫して何らかの形で応用できるのかなと思います。
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