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日本通訳フォーラム2018 8月25日(土)

2012年7月4日

満元証、海を渡る。

7月2日に満元証(みつもと あかし)が海を渡ってオーストラリアに通訳修行に行ったらしい。誰やねん、と早くもツッコミが飛んできそうだが、彼は通訳者志望の若者である。沖縄出身。7年前に彼が通っていた高校を通じてインターンシップの依頼があり、県内の某翻訳会社と一緒に引き受けたのが付き合いの始まりだ。とりあえず恥ずかしい写真を先に晒しておこう。

BEFORE: 2005年7月4日、ちょうど7年前の写真。
キザで照れ屋で少し挙動不審だった記憶が。
AFTER: 今の写真。彼女を絶賛募集中らしい。
この写真じゃ無理な気がしないでもないけど。
まあ写真だけ見たらチャラ男だが、実は真面目な好青年である。たぶん。うん、たぶん。

彼は昔から通訳者志望で、たびたび相談に乗っていた。大学を卒業して就職するときも、「本気で通訳者になりたいのなら就職せずに通訳学校へ行って、一年で現場に出るくらいの勢いで勉強しろ」と、今考えたら明らかに無謀なアドバイスをしていたのだが(私ならやるが、社会常識的にはちょっと無理があったかな)、親に心配をかけたくない優しい彼は私のアホなアドバイスをきちんと無視し、会社勤めをしながら通訳学校に通っていたようだ。良識ある息子を持つと親も安心だね。

でも一度就職したし、3年も働いたら通訳は諦めるんじゃないかなと読んでいたら、2011年2月頃だったろうか、まだ通訳者になる夢は捨てていないと言ってきた。松岡修造も真っ青のアツい展開。はい!そこ!諦めたらそこで終了だよ!の世界観をまざまざと見せつけられて彼の本気度を試してみたくなった私は、彼にある課題を与えた。年内に書籍80冊読破(漫画はダメ)。そして読書感想文をブログで公開。要は日本語力の底上げと、批評的思考の習得、インプットとアウトプットの習慣作りが目的の課題です。一番大変なのは継続すること。これを試してみたかった。本を読まない通訳者(翻訳者)はキャリアが始まる前に詰んでますから。

それに対する満元君のやってやりますよ宣言。喧嘩上等的な。

今だから言えることだけど、とても達成できるとは思っていなかった。というのは、年間80冊を読むプロは結構いるけど(読んでない「プロ」もいて、そういう人に限ってあまり食えてないわけだが)、内容がしっかりした感想をブログに書くのは結構な時間と労力を要するので、会社勤めしながら達成するにはかなりのコミットメントが必要だと知っていたからだ。実際、達成するには3ヶ月の期間延長が必要だった。「年内」だから、まあ会計年度という解釈でもいいかな、という軽いノリでOKしちゃった私。

で、見事に2月末に80冊をクリアした満元君。有言実行は男前だね。たまに意味不明なことも書いてあったけど。木陰に身を潜めて全部読んでたよ、一応。

さらに後から知ったのだが、彼は課題をクリアするために会社を辞めたということ。ある意味、彼の人生を狂わせてしまったようで親御さんに申し訳ない気持ちが少しあるのだが、でも彼はそれだけ本気だったということ。満元君、私は参りましたよ。あなたの本気度はガチです。もう疑いません。オーストラリアで修行して立派なウィングバックになり、ラグビー日本代表を救ってください。

最後に真面目な話。私は似たような課題を何人かに与えたことがあるのですが、達成できたのは彼だけです。満元君、よくやった!感動した!でもね、当初は130~150冊を考えていたんだよ、今だから言えるけど。

3 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

マイクさん、ブログ初コメントです。
某翻訳会社の女子です。

満元君!!懐かしいです^^
マイクさん、無茶いいましたね(笑)
でもさすが満元君、達成してくれましたね。

しっかり夢の実現に向けて突き進んでるようで、
私もがんばらなくちゃとなんだかゾクゾクしてきました。とりあえずICCのセカンド、がんばろ〜〜

マイクさん、すてきな近況報告ありがとうございます。

Mike Sekine さんのコメント...

彼が戻ってきたらICCが雇ってあげてください! (キリッ

Akashi Mitsumoto さんのコメント...

こ れ は ひ ど い