2012年7月5日

つーほんニュース 7/5

■通訳者の醍醐味

元ヤクルトの青木宣親(ブルワーズ)がサヨナラHRを打った後のインタビュー。騒動の後でも通訳者が冷静で笑える。当事者と一緒にこういう経験ができるのが通訳の楽しいところなんです。



文科省が日本文学翻訳事業を廃止

 1億4800万円は大きいな。民間に任せるのは分かるけど、逆にこの予算を使って民間の取り組みを盛り上げることはできなかったのだろうか。完全に任せるほどシーンが盛り上がっていないのだけど。

The Translation Industry Interprets 'Recession-Proof'
 
成長率が12.17%と報告されているが、この実態はおそらくロングテールで、これまでは価格がネックで手も足もでなかった企業が、ポストエディットなどで安価になった「翻訳」を注文し始めているからではないだろうか(つまり翻訳者の収入は上がっていないと私は推測する)。ちなみにこちらのThe Top 100 Language Service Providersで日本の翻訳センターは12位、CRESTECは23位、ALAYAは42位、十印は44位である。

AT&T, interpreting firm Language Line Services team 

飛ぶ鳥も落とす勢いのLanguage LineがAT&Tと組んで通訳サービスを始めたのだが、毎月10ドルの会費はいいとして、毎分3ドルってのはどうなんだろう。状況説明だけで10分(約2400円)くらいかかりそうですけど。

Tuzynski: Translators put 'on hold' by money crunch

Court interpreters unsung but growing in importance

写真はIJET-23でもお話いただいた鬼頭さんです。

米の壁に挑む出版界 すぐ英訳/“現地化”を推進

短編の英訳に特化しているのが興味深い。でも確かに村上春樹以外はほぼ無名も同然だから、まずは日本人作家を知ってもらうところから、つまり試食をしてもらうところから始めなきゃダメなんでしょうね。

三木谷社長「もう社員に通訳必要ない」――楽天が“英語公用語化”本格スタート

英語が「社内公用語」になっただけで、日本人の実務の9割以上は日本語で行われていると思います。会議用の資料英訳は担当社員がいるのだろうし(または外注)。でも外国人が就職しやすくなったのは確かですよね。

経験に裏打ちされた経営ビジョンにより創業わずかで五指に入る翻訳専業会社へ アラヤ社長 中嶌重富

17言語通訳の携帯アプリ…しかも5人で話せる

通訳と十分な打ち合わせを TCA駐日代表・吉村章

いい通訳とは長く付き合う TCA駐日代表・吉村章

通訳をうまく使う決め手 TCA駐日代表・吉村章

Namibia: Accused Wants 'Competent Interpreter'

サッカーにおける監督通訳の重要性 「誤訳」の恐ろしさ 

これを読んで、トルシエ監督の記者会見通訳を担当した臼井さんは大変だったろうなあと思った。トルシエはマインドゲームが好きで、たびたびメディアを通じて挑発を繰り返してきたからだ。文脈理解にさぞ苦しんだことだろう・・・

洋画ジョーク翻訳の奥ゆかしさ

誰かにいきなり「私を笑わせてください」って言われたら、できますか?難しいですよね。でも洋画ジョークの翻訳って、それと似たようなものなんです。もちろん原文はあるけど、直訳しても全然面白くない。だから韻を上手く使ったり、別のものに置き換えたりして、それでも話の筋から脱線しないような形でオリジナルなジョークを形成したりすることが多い。ネタ作りに悩む芸人の気持ちがわかります。

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