定住外国人やメディカルツーリズムなど訪日外国人の増加によって、医療通訳のニーズは高まりを見せ、医療通訳の専門職化が求められている。医療通訳の特徴は、通訳の良し悪しによって、患者の生命やQOLに大きく左右してしまうことと、医療の場が、医療文化や専門職文化など様々な文化が交錯する場ということから、文化の翻訳を的確に行っていかなければならないことが挙げられる。
このような医療通訳において、医療通訳倫理の要である「正確性」、「公平性」について改めて考えていく必要がある。発話者の背景を理解し、伝えたい意味を捉えた正確な通訳とはどのようなものか、また、患者と医療者間にある権力の非対称の関係性の中で、通訳の公平性はどのようなものかについて、通訳理論における「正確性」「公平性」を踏まえながら、実際の医療現場での通訳のあり方を探っていく。
日時:2011年3月20日(日)14時~16時30分(会場:13時30分)
場所:大阪大学中之島センター
大阪市北区中之島4-3-53 TEL 06-6444-2100
会費:1000円 (mcinet, MEDINT, JAMIの会員は無料)
定員:50名(要申込)
主催:多言語コミュニティ通訳ネットワーク(mcinet)
共催:医療通訳研究会(MEDINT) 医療通訳士協議会(JAMI)
プログラム
主催者挨拶 多言語コミュニティ通訳ネットワーク共同代表 飯田奈美子
基調講演 「通訳理論からみる「正確性」と「公平性」とは(仮)」
武田珂代子 モントレー国際大学教授
話題提供 「医療通訳の「正確性」と「公平性」を考える
―医療通訳倫理規定を踏まえて」飯田奈美子 多言語コミュニティ通訳ネットワーク
パネルディスカッション 司会:村松紀子 医療通訳研究会(MEDINT)
申込方法:こちらのPDFを参照ください。
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