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2019年3月3日

【執筆後記1】通訳と聞き間違い

『同時通訳者のここだけの話』は、連載コンテンツを3つのカテゴリーに整理してまとめているので、結果的に連載時の順番とは大きく異なっています。しかし「通訳と聞き間違い」は連載時も、本書でも第1回を飾っています。一番インパクトがあるからかな?

通訳に聞き間違いはつきものです。誰にでもあります。ブースなしの生耳であれば周辺の環境音に邪魔されて間違うこともあれば、事前に情報をもらっていないばかりにAをBと間違うようなことも(Bだと信じて聞けば、AもBと聞こえるときがある)。

後半で書いた世界大会ですが、日本からは通訳者が8人くらい派遣され、私もその1人でした。ホテルに着いてから仕事用のベルトを忘れたのに気付いて、急いでデパートまでタクシーを飛ばして買いに行ったのを覚えています。焦った焦った!中国開催だったのですが、夕食のエビが美味しくて毎晩山のように食べていたら、そのうち他の通訳者から「エビの人」と呼ばれるようになったらしいです。エビ、好物なんで。そういえば宿泊したホテルが外観は豪華なんだけど、部屋は映画のセット?みたいな感じでギャップが大きすぎて笑ってしまいました。

「二個メ」事件の記者会見ですが、なぜか日本語通訳チームの半数くらいが私の仕事を見学にしにきていて、始まる前はいつになくとても緊張していました。通訳者はAll Accessのパスを与えられていたので、特に仕事がない日は好きな競技や記者会見を観にいけたわけです。私が「二個メ」の部分に苦労していたのをみんな分かっていたんだろうか…… 

私は運よく多くの試合で女子サッカーの担当をさせて頂きました。「1.5列目」「ボランチ」「タメ」「楔」など、普段からサッカーを観ていなかったらピンとこなかったと思います。ほぼ毎試合、VIP席からの観戦を許されていたので、最高のファン体験ができましたし、仕事も納得できるパフォーマンスができたと思います。




ちなみに週末に大型書店をいくつか覗いてみたのですが、結構目立つ場所に置いてもらっているようです。嬉しいなあ。





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