しくじりネタを数えはじめたら永遠に終わりそうにありませんが、この回を読み返していて思い出したことがあります。主催企業(A社としましょう……アップルではないですが)の製品以外は基本的に持ち込み禁止、ただし業務に必要な場合はブランドロゴをテープなどで隠して持ち込むように、とのお達しがあった中国でのIT系国際会議では、私はたまたま昔からA社の製品を愛用していたので問題なかったのですが、一緒に来た通訳者数名のノートPCはかなりガチガチに厳しく取り締まられて、もうロゴだけでなく端末全体にテープを貼られていました。ちょっとやりすぎじゃないかと思った私は、ささやかな抗議として、A社製品である私自身のノートPCのロゴもテープで覆いました(笑)。いまこうして考えてみると実にアホらしい抗議だなと思いますが、当時は結構ムカついていたような記憶があります。ブースの中で通訳者がどこの製品を使っているかなんて、誰も見ないし、興味もないでしょう……と。
バスの中での通訳ですが、実はもう何年もやっていません。理由はシンプルで、運転中のバス(というか、たぶん車全般)の中で集中して通訳をすると酔いやすい体質だということに気付いたからです。私だけではないかもしれませんがね。それに揺れるのでまともなノートも取れない。通訳者にとってはかなり厳しい業務環境です。
◆ちなみに昨日、友人の通訳会社からの突然の依頼で資料・情報なしで某現場に投げ込まれたのですが、担当者がなんと新著の読者だったという。最近はどこに行っても厳しく評価されているような気がするのですが、気のせいでしょうか(笑)。どこかに「関根は実はたいしたことなかった」と書かれていないことを切に願う!
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