2月に入ってからすぐに香港出張。特許侵害の案件で、直前に大量の対象特許が送られてきた。限られた時間の中でどのように準備をするかというと、以前なら長年のカンというか、「このあたりが匂うな」と勝手に決めつけて臨んでいましたが、今はNotebookLMという心強いツールがあります。公式の定義では、Googleが提供する「資料(ソース)を読み込ませて対話するAIリサーチアシスタント」とありますが、これ、特許案件と相性がとても良いのです。
撮影技術に関するワークショップで通訳してきました。京都出張ではあの太秦の地を踏むことができて、「あの作品はここで撮影されたんだろうなあ」などと、たぶんまったく誤った妄想しながら仕事をすることができました。オーディエンスは主に映像のプロたちなので、普通に訳すだけではなく、「プロが使う言葉」で訳すことが基準ラインになります。短期間でそのラインに到達するにはどうするか。やはり初心者向けのものから始めて、基本情報を徹底的に叩き込むのが一番の近道。20年前であれば基本書を3冊くらい買って読み込むのが定番でしたが、今は動画が質・量ともにかなり充実しているので、YouTubeがかなり有力な選択肢です。参考までに本件において準備に視聴した動画を一部紹介します。
私は毎年目標を決めるタイプではないのですが、今年の目標は明確で、「通訳においてAIをしっかり使える・語れるレベルまで勉強すること」です。KPIすらない曖昧な目標かもしれませんが、AIの進化のスピードを考えると抽象的にせざるを得ません。実はすでに法務案件では公開情報(特に特許)を効率的に整理・活用していて、準備効率が数倍上がったことを実感しているのですが、それとは別に今の研究テーマは「資料が出ない講演について、公開情報から講演者のスピーチ内容をどう予測するか(プラスその精度をどう上げるか)」です。ある程度のメドがついたらJACIで講演してもいいかなと思いつつ、私が思いつく程度のことは絶対に誰かが先に発表しそう、と始まる前から弱気です。「やる前から負けること考えるバカがいるか!」と猪木にビンタされそう。