2025年3月10日

出張で意識・準備すること

3月上旬は米ミシガン州へ出張でした。案件自体については語れないのですが、今回は私が海外出張するときに意識すること、準備していること・モノについて書きます。個人のニーズや好みも当然あるので、あくまでも参考までに……というか私はキャリアを通して2度ロストバゲージの被害にあったことがあり、2度目のあとは「もう絶対に荷物は預けない」と決めているので、必然的にパックする荷物は最小限になります。女性には絶対向いてない。というか、バリバリの私服で要人の通訳をするのはつらい。

まずキャリーケースですが、私は昔からカリマーを使用しています。もともとは何を使っていたか忘れましたが、たしか2008年か2009年あたりに高城剛の本でAirport Pro 40が薦められていて、「まあ何を使ってもだいたい似たようなもんだから、旅ばっかしてる高城さんの意見を聞いておこう」(安易)と考えて決めたのでした。修理を繰り返してまだ現役ですが、今はソフトキャリーClamshell 40も使っています。たしか40Lがサイズ的に機内持ち込みの限度だったような。ケースの中は最低限の衣服と革靴くらいです。私服のスペースが十分に確保できないときは、持っていくより現地で安い古着を買うことも。これに加えて仕事用のリュックサックにはノートPCと筆記用具など。Manhattan Passage#4210です。

 海外のホテルにあるケトルは基本的に信用していないので、Focustarの小型電気ケトル(350ml)も持ち運んでいます。100V-240V対応なので海外でもOK。昔と違って、温かい味噌汁を飲みたくなるのですよね。今回も寒いミシガンで飲む茅乃舎はサイコーでした。

携帯のeSIMAiraloで事前購入しておきます。このようなサービスができる前はモバイルWifiを事前予約して空港で受けとっていました(そう昔ではない)。でもあれって、かさばる上に、疲れていると帰国したときに返却を忘れてしまうのです。eSIMのおかげでずいぶんと楽になりました。

ホテルに到着してすぐに行うのは、①近所のスーパーで買い出しと、②薬局の場所の確認、③Wifiの確認です。他の通訳者もだいたい同じだと思うのですが、出張期間中に自由になるのは夜だけで、おまけに夜は結構疲れているので、部屋から出なくてもある程度の栄養補給ができるようにしておきます。フルーツ、ナッツ、野菜スティック、クラッカーとチーズなど。温かい食事はUber Eatsの場合が多いかも。あと私の場合はこれでもかというくらい大量の水を仕入れます。

薬局の確認も大事。全部日本から持ち込むのであれば問題ないのかもしれませんが、私の場合はのど飴や頭痛薬などを現地で(アメリカ仕様の強めのやつを)購入しているからです。あとWifiの確認も必須です。海外の一部ホテルは信じられないくらい遅くて不安定な回線もあるので、早めに確認して、ダメなら別の部屋を手配してもらうか、有料プランで高速化できるのであればそれを選びます。

時差ボケ対策ですが、これは人それぞれではないでしょうか。私は眠くなったら潔く寝る派ですが、可能であれば日中にたっぷり太陽を浴びて、数キロ歩いて体を動かしておくと上手く順応できる感じがします。機内ではあまり食事をせず、お腹を空かしておくのも良いかもしれません。私は長時間フライトの8割は横になっていて(必ずしも眠るわけではない)、数時間ごとに通路の空きスペースでスクワットなどの運動で体をほぐしています。昔、ブラジル出張で足がパンパンに腫れあがった経験があり、それ以降は運動するようにしています。

写真は出張中に観戦したアイスホッケーの試合で。レジェンド選手のGordie Howeです。出張中にスポーツ観戦なんて、スケジュール的にも疲労の観点からも、実はあまりできることではありません。

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