2024年8月22日

『通訳翻訳ジャーナル』2024 秋号

『通訳翻訳ジャーナル』2024 秋号に寄稿しました。イカロス出版の某編集者に弱みを握られているので、お願いされたら書くしかありません。ジャーナルにはもう何年も書いてなかったと思いますが、今回は「通訳と翻訳 ダブルで活躍」という特集のメインを飾らさせていただきました。新日本プロレスでいったら石井智宏的なポジションだと思います。いや、そう信じたい。

本来であれば、通訳するんなら翻訳ならやって当たり前じゃん、筋トレみたいなもんなんだから、の一言で済むと個人的には考えているのです。でもそれだと文字数が全然足りないので、あの手この手で話を膨らませて……というわけではないのですが、やっぱりシンプルな答えとしては「ガタガタ言わずに翻訳しろや」です。通訳者の多くは自分の表現について時間をかけて反省したり、別の表現の選択肢について熟考することがあまりないと思うので(特に今は市況がとても良いので、勉強するくらいなので仕事を入れる人が多い)、練られた文章を訳すことはとても良い練習になると思いますし、むしろ通訳者としての寿命を延ばすには必要ともいえるのではないと私は思います。

一方、翻訳者が通訳を始めるハードルは、その逆より相当高めでだと理解しつつも、二刀流を実現するには何を意識すべきかを率直に書いたつもりです。興味がある方はぜひ手に取っていただければ。

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