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日本通訳フォーラム2018 8月25日(土)

2014年2月8日

聞こえない、この苦しみ。

佐村河内氏の事件が世間を賑わせている。

「佐村河内守氏の耳は聴こえていた」新垣隆氏が会見

森下唯オフィシャルサイト » より正しい物語を得た音楽はより幸せである ~佐村河内守(新垣隆)騒動について~

またS氏騒動・長文多謝

新垣隆くんのこと - 笠松泰洋の作曲家日記

実は私は昨年、佐村河内氏のコンサートで交響曲HIROSHIMAを鑑賞していたこともあり、全聾でこれだけの作品を仕上げるとは凄いなあと素直に感動した一人だったので、今回の事件には深い失望を感じている。怒りは正直あまりない。ただただ、失望である。残念である。

個人的な事情もある。つい先日、通訳仲間に引退を打ち明けられた。えっ、まだ若いじゃない、なんで引退するの、と聞くと、「先日、現場でやらかしちゃってね」と言う。なにかとんでもない誤訳をしたわけではないらしい。じゃあなんのさと問い詰めると、「耳が聞こえなくなった」と彼女は寂しそうにこぼした。「ここ一年で急激に聴力が落ちてね。もう仕事にならないの」。

自分のすべてを捧げた仕事が、ある日突然できなくなる。私はそれが一体どういうことなのかすぐには実感できず、ただ彼女の涙をなにもできずに見ていた。そして何の役にもたたない励ましの言葉をかけていた。でも今は少しは理解できる気がする。だから佐村河内氏にはきちんと謝罪してほしいし、罪を償ってほしい。

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